大揺れの監督人事

4月11日、仁川ユナイテッドの監督を務めていたホ・ジョンム氏が辞任を表明した。その後任には、コーチを務めていたキム・ポンギル氏を暫定監督として据えたものの、クラブの中では次期指揮官の選任について揺れているようだ。

仁川ユナイテッドは2005年にチームを準優勝に導いたチャン・ウェリョン(張外龍)氏を招聘するのではないか、という噂が流れている。

チャン・ウェリョン氏は日本とも関係が深い指揮官で、2000年にヴェルディ川崎、2002年と2003年にコンサドーレ札幌、2009年から2010年途中まで大宮アルディージャを率いた経験を持つ。今年は中国の大連阿爾濱の監督に就任していたが、既に解任されている。

しかし、彼はクラブオーナーであるソン・ヨンギル仁川市長にとって大学時代の後輩であり、チェ・スンヨル団長とは同期という間柄。

チェ・スンヨル団長はこの点を懸念していると明かし、氏の招聘を否定。そして同日クラブに辞表を提出した。

「現在の状況では、彼が指揮を執ることはないだろう。クラブが最も懸念している学閥の問題に絡むのだ。自然ではない。チャン・ウェリョンを招聘した場合に予想される状況を、全て監督選任の最終責任者となるソン・ヨンギル市長に報告した」

しかし、スポーツ朝鮮のパク・サンギョン記者は「しかし、可能性はある」と記事をまとめた。

「チャン・ウェリョン監督は仁川を率いていた時代に好成績を収めており、サポーターに人気がある。当面の支持を集めるために『人気迎合主義』に走る可能性がある」

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