イタリア、オランダ、あるいは国内からか?
現在右サイドバックの補強を狙っていると言われているパリ・サンジェルマン。その候補は様々なメディアで報じられている。
まず昨年から噂になっていたのがインテルに所属しているブラジル代表DFマイコンである。ディレクターのレオナルドにとっては、同国出身かつ指導したこともある選手だ。しかし1月にルーカス・モウラが加入することが決定し、非EU国籍選手の枠が埋まることから、可能性は既に消滅。
実際に獲得寸前に至ったのがリヨンに所属しているフランス代表DFアントニ・レヴェイェールであるが、メディカルチェックで引っかかったために破談に。トレード要員として準備していたミラン・ビシェヴァッツは金銭で放出することとなった。
また、獲得に向かうのではないかと報じられていたリールのフランス代表DFマテュー・ドゥビュシについては、カルロ・アンチェロッティ監督が既に否定している。
その後浮上した候補は、ユヴェントスのスイス代表DFシュテファン・リヒトシュタイナー、アヤックスのオランダ代表DFグレゴリー・ファン・デル・ヴィールである。
さらに、8月18日にレキップ紙が「パリ・サンジェルマンは、エヴィアンに所属しているブリス・ジャ・ジェジェの獲得を検討している」と報じた。
ブリス・ジャ・ジェジェは1990年生まれの21歳。コートジボワールにルーツを持つ攻撃的なサイドバックで、12歳からパリ・サンジェルマンの下部組織で育った選手。グルノーブルやニースで活躍したFWフランク・ジャ・ジェジェは兄に当たる。
チャンピオンズリーグに出場でき、EUのパスポートを持っており、クラブの環境も熟知しているという好条件も揃う。もし実現すれば、ジャ・ジェジェ自身にとって3年ぶりの復帰であり、さらに大きなステップアップとなる。
(筆:Qoly編集部 K)