2012年11月4日(日) - エミレーツ・スタジアム(ラス・アル・ハイマー)
DPR Korea
1
0-0
1-1
1
Jordan
リ・チソン
76'
得点者
90'
アリ・フセイン

北朝鮮とヨルダンの初戦は引き分けに終わった。フィジカルとスピードを前面に出したサッカーでペースを握った北朝鮮が先制するも、試合終了間際にヨルダンが追いつき、貴重な勝ち点1を獲得した。

明らかに一回り大きな体格を持った北朝鮮の選手たちは、その身体能力を生かす激しいプレスを序盤から仕掛け、セカンドボールを支配。強引なドリブルでヨルダンの守備を後手に回らせ、ゴールに近づいていった。

さすがに最初の勢いは30分あたりで止まったものの、それでも個々の選手の力は明らかに上回っており、中盤をパワーで支配。得点こそ奪えなかったものの、前半を優勢なまま終えた。

後半はヨルダンがロングボールに切り替えてきたことから、最終ラインが深い位置でミスを犯してピンチになる場面も見られたが、76分に先制点を奪取することに成功する。左サイドを強引に破ったパク・ミョンソンからの縦パスをクォン・チャンヒョクが流し、後方から上がってきた途中出場のリ・チソンがシュート。これがゴールに決まり、ようやくリードを奪った。

ヨルダンにとってはここまで耐えた我慢が台無しになる失点であった。前半は2、3点奪われてもおかしくない状態を0で保ち、後半は長いボールに切り替えることで、一気にボールを敵陣に送り、プレスをかけて奪ってチャンスを作る形が成功していた。北朝鮮は前に出てくると強いが、ボールを落ち着けてキープするのは不得意で、特にチョン・グァンソクからは2度奪えており、反撃の糸口を掴み始めていた最中であった。

だがその流れが悪い中、最後に努力が実る。失点覚悟で前に人数をかたところから、左サイドのスペースに途中出場のアル・イサウィが飛び出してクロス。ペナルティエリアに飛び込んだアリ・フセインが合わせ、ネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

(筆:Qoly編集部 K)

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