ブルーノ・メツの後任はギー・ラコンブに決定

11月7日、ガルフニュース紙は「UAE1部リーグのアル・ワスルは、ギー・ラコンブ新監督が就任したと発表した」と報じた。記事によれば契約期間は今季終了まで。

ギー・ラコンブ氏は1955年生まれの57才。1995年に自身が現役時代にプレーしていたカンヌで指導者としてのキャリアを始め、その後トゥールーズ、ギャンガン、ソショーなどで指揮を執り評価を高めた。

2005年に就任したパリ・サンジェルマンでは全く結果が出ず選手と衝突して解任されたが、その後率いたレンヌでは、前任者のピエール・ドレオシ(現レンヌGM)が構築したパスサッカーにカウンターを加えて高度なサッカーを繰り広げた。一昨季モナコで降格の危機に陥ったため解任されてからはフリーの身となっていた。

ラコンブ氏は初めての国外クラブの監督に就任するに当たって、会見でこのようなコメントを残した。

「まず最初に考えるのはブルーノ・メツのことだ。彼がベストだったとね。シル・モリソー(アシスタントコーチ、暫定監督)には感謝している。彼らがいなければ、私はここにはやってこなかった。

私はジルと密接に連携し、クラブのこと、その周辺のことをまず知らなければならないと思っている。彼は私にとって重要な情報源となるだろう。一刻も早くチームを掌握できるように頑張るつもりだ」

アル・ワスルの執行委員会のメンバーであるイサ・ラシドは、ギー・ラコンブ監督の招聘についてこう語っている。

「安定性を確保し、この結果を維持するため、指揮官の存在は不可欠だと考えた。我々はカリスマ性と経験を備えた存在を探していた。アル・ワスルのスタイルと合致し、それを実行できる誰かを。ギー・ラコンブ氏の履歴書を受け取ったとき、彼が我々のコーチだと確信した」

昨季ディエゴ・マラドーナが監督を務めていたことで知られるアル・ワスルは、今季指揮官をブルーノ・メツ氏に変更し、組織を再構築。

ところが先月、ブルーノ・メツ氏が原因不明の腹痛により入院し、ルーカス・ニール選手のツイートによって病名が胃がんであると発覚。先月末に健康状態を鑑みてブルーノ・メツ氏がクラブに辞任を申し出て、指揮官が不在の状態となっていた。

(筆:Qoly編集部 K)

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