インテルに所属する日本代表の長友佑都は25日、東京・原宿の「NIKEフラッグシップストア原宿」で行われたトークイベントに、プロ野球・阪神の鳥谷敬とともに出席。『世界で戦う』をテーマに集まった約30人の中高生に対してアドバイスを送った。

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左からインタビュワー、長友、鳥谷。

「夢である世界一のサイドバックになるため、手応えを掴んだ年」と、2012年を振り返った長友。「高いレベルで日々プレーできていることもあり、自信がついた。一対一で常に先手を取れるし、相手が2人で来ても、『かかって来い』と思える。そこが変わった」

実際、最近は持ち味である攻守の切り替えの速さや運動量に加え、攻撃時にギアをさらに一段上げる“スイッチ”のON/OFFが非常にスムーズで、それがどのポジションでも信頼を置かれている要因の一つだろう。「同じ能力を持っていてもそれを試合で生かせるかはメンタル次第。世界でトップになるために一番大事な部分は、強い気持ち、強い信念だと思う」

世界で戦う中で印象に残っている選手を聞かれると、「一人の人間として成長するためにサッカーをやらせてもらっているという感覚なので、インテルのキャプテン、サネッティの姿勢や人間性には学ぶべきことが多い」とチームメイトの名前をピックアップ。

また、「試合で緊張したときにリラックスする方法は?」という中高生からの質問には、「試合では『ミスしても良い』ぐらいの気持ちでやっている。チャレンジした後の失敗なら学ぶことも多いし、成長の度合いも変わってくると思うから、『ミスをしても自分の人生は変わらない。だったらチャレンジしよう』と心がけている」と答えた。

そして今年、Nikeの世界的スカウトプロジェクト「The Chance」で、日本人初となるグローバルツアー参加の16名に選ばれた木下稜介(滝川第二高)が登壇。選手権後の来年1月から始まるツアーに向けた抱負を語ると、「世界はそんなに遠くないと思っているので、強い気持ちを持ってがんばってほしい」と長友がエールを送った。

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最後は中高生たちとともに記念撮影。

今回の休暇では家族と一緒に温泉旅行へ行くという長友。来年のインテル、そして日本代表での活躍も楽しみである。


(筆:Qoly編集部 O)

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