長きに渡って無冠が続いているせいか、例年以上に様々な新戦力候補が飛び交うアーセナル。そのニュースが浮上する度にグーナーの多くは眉をひそめて、時には目を輝かせていることだろうが、はたして最終的に補強はどのような方向へ向かうのだろうか。

誰もが気になるその問いに対し、英国の人気Webサイト『caughtoffside』が“一つの答え”を発表していたので紹介しておこう。

arsenal-formation-2013-14 

彼らが予想する「2013-14シーズンのアーセナル」は上記の形。7人は現有戦力だが、新たな顔ぶれは4人。

まずGKには、バルセロナからの退団がほぼ確実なビクトル・バルデス。一部情報によると、彼の中では新天地はイングランドに決めており、特にアーセナル行きに興味を抱いていると言われている。

そして、トーマス・ヴェルマーレンのパートナーに指名されたのは、PSGで飛躍したママドゥ・サコ。短期間で大きく名を上げた逸材だが、カルロ・アンチェロッティが監督に就任してからはその立場は不安定な状況にあり、移籍の可能性は決して低くない。ヴェンゲルも補強リストの中では上位に彼の名前を記していると噂されているが、獲得の実現は十分か。

次に中盤だが、昨夏からの課題である守備的ミッドフィルダーのポジションをヴィクター・ワニャマで埋めるプランはあり得るだろう。世界的にはまだ無名であるが、その圧倒的なフィジカルと守備能力は欧州のトップレベルで十分通用するレベル。ただ、21歳と将来性も豊かなケニア代表にはマンチェスター・ユナイテッドを筆頭に多くのクラブが関心を抱いていると言われ、争奪戦は避けられないか。

最後に最前線。ここのところの報道を追っているものであれば、「やっぱりか・・・」と思わずを声を出してしまうことだろうが、ここはステヴァン・ヨベティッチの加入が有力。当初、アーセナルはダビド・ビジャの獲得を望んでいた様子だが、バルセロナから求められる移籍金に最後まで納得できずに破断。そこで、ヨヴェティッチへと照準を変更したようだが、「既に両クラブは合意している」と報道されるなど、ここ最近の注目トピックだ。イタリアに強いパイプを持つFIFA公認代理人が「彼はアーセナルのプロジェクトに興味をそそられており、間違いなくイングランドへ向かうだろう」と語った直後に、フィオレンティーナが「ヨヴェティッチへのオファーはない」とその噂を否定するなど、話は二転三転しているが、結末は果たして・・・。

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