メキシコ1部後期リーグ、上位チームがトーナメント形式で争う『Liguilla』の決勝戦は劇的な結末となった。 クルス・アスルとクラブ・アメリカがホーム&アウェイで争った決勝はまず第1戦でクルス・アスルがホームで1-0で勝利。 そして、降雨のなかの試合となった第2戦でクラブ・アメリカは前半に退場者を出したうえ先制も許すが、試合終盤の89分に同点とすると、後半アディショナルタイムに・・・

 

 

コーナーキックからゴール前に上がっていたベテランGKモイセス・ムニョスが渾身のヘディングシュートを放つと、相手DFアレハンドロ・カストロに当たったボールはゴールイン! このゴールでこの試合に勝ち越したクラブ・アメリカは土壇場で2戦合計2-2のタイスコアに持ち込むことに成功。 その後、延長戦では両チーム得点なく、迎えたPK戦でもGKムニョスは1本目のPKをストップ。結局、PK戦は4-2でクラブ・アメリカに軍配が上がり、見事後期リーグ優勝を飾った。

 

ムニョスは試合後、「僕らみんながヒーローさ。僕らは自分たちのハートと魂をピッチに残してきた。僕らは決して信頼を捨てなかった」とコメント。 また、チュチョことクリスティアン・ベニテスは「嬉しいよ。僕らはまったくもってこれ(優勝)に値したからね。加入して来てから、このクラブとともにチャンピオンになりたいって言ってきた」と述べ、 エレーラ監督はそんな選手たちを称賛。さらに、ペラエス会長は「私が監督にミゲル・エレーラを選んだのは間違いじゃなかった。彼は情熱的だけど、××(放送禁止用語?)だよ」と歓喜に沸きながら述べたそう。

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