12月18日、韓国日報は「ナチスのスローガンを罰し、旭日旗を許すFIFAは二重基準である」と報じた。
先日報じられた通り、クロアチア代表DFヨシップ・シムニッチがワールドカップ予選プレーオフでファシズムを肯定する種のジェスチャーと発言をしたとのことで、FIFAは10試合の公式戦出場停止処分を課した。
これに関して韓国日報は「ナチスのスローガンが罰され、日本の旭日旗ユニホームが罰せられないのは二重基準である」と報じた。
韓国日報
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「ナチス関連事項に敏感な反応を見せるFIFAであるが、同じ第二次世界大戦の戦犯国である日本の行動については沈黙することで一貫している。
日本代表チームは先月新しいユニホームを発表した。問題はその左胸のエンブレムと日の丸を中心に11本の線が広がっていく形状を刻んだという点だ。これは日本の軍国主義を象徴する旭日旗を連想させるものだ。
そして、日本はこれまで国際Aマッチの他、オリンピックやAFCチャンピオンズリーグなど各種大会で、旭日旗を応援ツールとして使用してきた。これはまるで、ハーケンクロイツが会場になびくような事件である。
日本の軍国主義に対する国際社会のコンセンサスが十分でないという点が、旭日旗が横行する最大の理由である。
帝国主義の元で直接的な被害を受けた韓国、中国など東アジア圏が『政治的な象徴物』と主張しても、ヨーロッパを中心とした国際社会ではその認識は低下する。
昨年のロンドン五輪で日本の体操チームが着用した旭日旗ユニフォームを、大韓体育会が問題視したとき、IOCは『理解できない』という反応を見せた。
FIFAはこれまで『サッカーに関係のない人種、宗教的差別や政治的な意思表現は禁止する』と強く主張した。その結果としてクロアチアのDFはピッチから追い出された。
『世界の祭り』であるワールドカップに、残酷な戦争の象徴である旭日旗が再び表れるようなことがあってはならない」
なお、2011年アジアカップでキ・ソンヨン選手が猿まねパフォーマンスを行ったことや、ロンドン五輪でパク・ジョンウ選手が「独島は我が領土」と書かれたプラカードを掲げた件、東アジア選手権で「歴史を忘れた民族に未来はない」というバナーや安重根が書かれたフラッグが出されていた件などについては、記事では言及されていない。
また、2002年ワールドカップでドイツと対戦した際には、当の韓国サポーターの方がハーケンクロイツを掲げていたこともよく知られているが、特に処罰を受けてはいない。