マンチェスター・ユナイテッドはナポリの主力MF、マレク・ハムシクの獲得に向けて動きだしているようだ。この契約によって、もしかしたら香川真司のプレーがイタリアで見られるかもしれない。ハムシクは昨年、所属するナポリとの契約延長にサインしたが、ラファ・ベニテス新監督のもとでは苦戦を強いられている。

26歳になったスロバキア代表MFは今季、39試合に出場し、6つのゴールと9つのアシストを記録しているが、今年に入ってからは不調が続いている。キャプテンも務めるハムシクだが、ベニテス監督のシステムにおいては以前ほどの存在感を見せられておらず、チームが4-2の快勝を収めた13日のラツィオ戦でも彼の姿はベンチにあった。

ナポリの地元紙『Il Mattino』によると、マンチェスター・ユナイテッドのデイヴィッド・モイーズ監督は就任以来低迷しているチームをなんとか強化するため、ハムシクの獲得を目論んでいるようだ。その際、3100万ユーロ(およそ43億円)とも言われる移籍金を支払うため、ハムシクとプレースタイルが似ている香川+現金という形でのオファーも準備しているとのこと。

また、インテルもマテオ・コヴァチッチかフレディ・グアリンとのトレードでハムシクを狙っている模様で、こちらは昨季までナポリを率いていたワルテル・マッツァーリ監督がハムシクとの関係を取り戻したいと願っているという。

ナポリは貴重な財産でもあるハムシクを手放したくないはずだが、エセキエル・ラベッシやエディンソン・カバーニの放出を見ると、我慢強さを誇示することは彼らにとってそれほど重要ではないのかもしれない。


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