『AFP』は「バルセロナでプレーしているブラジル代表DFダニ・アウヴェスは、ファンの態度に不満を見せている」と報じた。
今季チャンピオンズリーグで調子が上がらず敗退し、さらにリーグでもアトレティコ・マドリーの後塵を拝し、残り2試合で首位と勝ち点差3の2位。長らく世界の頂点に立ち続けていたチームのサイクルが終わったことを感じさせるシーズンとなり、多くのファンや評論家から批判の声が上がっている。
ダニ・アウヴェスは『RAC1』の番組に出演し、その周囲の厳しい声に不満を表明。そうでなければ、どこかに行くかもしれないとも話した。
ダニ・アウヴェス
「もし人々が僕と共に我慢するなら大丈夫だよ。問題ない。そうでなければ、僕はどこかに行くかもしれない。
それを好むか好まないかにかかわらず、僕はこのクラブの歴史の一部だ。最も美しい歴史のね。しかし、僕はエネルギーが必要なんだ。満足し、幸福でなければ。
(まだ優勝の可能性はある)
我々は人間だ。いろいろな物事に影響される。この種の事態は、我々を非常に悩ませるね。我々がこのクラブで行ったこと、成し遂げたことについて。今よりももっと人々は選手たちの真価を認めるべきだと思う。
(客席から投げられたバナナを食べたパフォーマンスについて)
僕の唯一の懸念は、バナナを投げ込んだ彼が仕事を失ったということだ。僕はそれを望んでいない。誰も傷つけたくはない。彼は冗談を行い、騒動を引き起こしただけだ。僕は、彼が仕事に復帰できることを願うよ。
(人種差別について)
それは今始まったものじゃない。もちろん『スペインは人種差別主義者だ』だなんて一般化する必要はない。スペインでも差別はあると言っているだけだ。僕はここで11年過ごした。そしてその間何も変わらず、人々は僕をサルと呼んでいた」