間近に迫ったワールドカップに向け、首都サンティアゴにあるトレーニングセンターで2日から合宿を行っているチリ代表。
本番まで3週間を切りそろそろチームの結束力を高めなければならない時期に来ているが、ホルヘ・サンパオリ監督は当初の30人から登録可能な23人に絞り込む作業を数日おきに脱落者を発表する形式で行っており、合宿はまるで生き残りを懸けた“サバイバルゲーム”の様相を呈している。同監督の構想では主力の18人は確定しており、残る5枠を巡る争いのようだが、ここまで既に5人の離脱が発表され24日に新たにパブロ・エルナンデス(オイギンス)の除外が発表された。
アルゼンチン生まれの攻撃的MF/FWエルナンデスは27歳。今年1月に初招集され、コスタリカとの代表デビュー戦で2得点を記録したが、30人のメンバー入りは小さなサプライズだった。それでも20日にマティアス・フェルナンデスが負傷で離脱したこともあり“生き残り”を期待されたが、ここで無念の脱落となった。
これで残るは24人。最終締め切り期限となる来月2日までに最後の1人が発表されることとなる。選手の心境は是如何に。