2013-14シーズンの欧州サッカーを、このクラブ抜きで語ることは難しいだろう。リーガ・エスパニョーラで10年ぶりにバルセロナ、レアル・マドリーの2強の壁を崩し、記念すべき10度目の優勝を達成したアトレティコ・マドリー。
UEFAチャンピオンズリーグでも2度目の決勝進出を果たし、惜しくも宿敵レアルに屈したものの終了間際までリードを奪うなど、ディエゴ・シメオネ監督率いるチームは記憶に残る戦いぶりを見せた。
そのアトレティコが27日、2014-15シーズンに向けた新ユニフォームを発表した。
アトレティコと言えば、伝統の赤と白のストライプ、 “Rojiblanco”(ロヒブランコ=赤と白)。
襟や袖口に青が取り入れられた2014-15ホームは、1974年のインターコンチネンタルカップ(※チャンピオンズカップ決勝でアトレティコを破ったバイエルンが出場を辞退。試合自体は1975年に行われた)において、南米王者インテルナシオナルを破った際のユニフォームに触発されたデザイン。
世界一から40周年の記念モデルとして位置づけられており、どうやら背番号のフォントも当時をベースとしたものになるようだ。
こちらの写真だと分かりやすいが、赤の縦縞部分にはリーグ優勝を祝福するようなV字のグラデーション。シャツの内側には “Campeón del Mundo 1975”(1975年の世界チャンピオン)の文字が見える。
青パンツ、赤ソックスというオーソドックスな組み合わせはニューモデルでも変わらない。
胸スポンサーは2012年11月から契約しているアゼルバイジャン(Azerbaijan)。そういった名前の企業ではなく、アゼルバイジャン政府である。
併記されている “Land of Fire”は、国の愛称である「火の国(Odlar Yurdu)」から。
資金的に決して裕福ではないアトレティコ。この夏、どのような選手の動きがあるのか注目される。
◆欧州サッカークラブ 2014-15シーズンの新ユニフォームまとめ
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