6月3日、『Inside』は「カルロ・アンチェロッティ氏は、レアル・マドリーが世界的な宗教のようなものになりつつあると話した」と報じた。
先日行われたチャンピオンズリーグ決勝でアトレティコ・マドリーを破り、クラブの歴史上10回目の欧州制覇(ラ・デシマ)に成功したレアル・マドリー。
チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督はクラブの公式テレビでインタビューに答え、さらに11度目のタイトル獲得を約束した。
カルロ・アンチェロッティ レアル・マドリー監督
「(チャンピオンズリーグ優勝に関して?)
皆勝利しか考えていなかったし、それを達成した。とても幸せだ。人は常に希望を持っているが、それがいつも叶うとは限らない。単に技術や知能の問題ではない。その上にわずかな運が必要となる。
チャンピオンズリーグでの勝利はサイクルの終わりではない。これは始まりなんだ。
我々は非常に若いチームであり、高い質を持っている。来季も成長する選手がいる。とりわけ今季来たばかりのイスコ、イジャーラメンディなどね。
このタイトルは、来季をより良くしようというモチベーションになる。昨年は、失敗の経験が我々にモチベーションと強さを与えた。3年間準決勝に進出して決勝でプレーできないというのは、簡単に片付けられる話じゃないからね。
タイトルを勝ち取るだけの質を持っていたと信じているし、私はいつも最大限の確信を抱いている。
チャンピオンズリーグのそれぞれの試合では、ドレッシングルームで違った雰囲気を見て取れた。とても気持ちが高まっていたからだ。
誰もがラ・デシマについて話していた。それは確信と強さを与えてくれたよ。個性と勇気を持った戦いをするためにね。ラ・デシマのプレッシャーは、むしろ良い圧力になった。
決勝戦は一度も負けるとは思わなかったよ。私は楽観主義者だ。時間は速く進みすぎたが、チームは非常に上手くやっていた。我々は残り2分で追いついたが、それまでにも多くのチャンスを得ていた。
ラモスのゴールはあまり喜ばなかった。延長戦のこと、そしてそこでどのようにチームを整えるかを考えていたからね。マルセロの得点が入った時に、ようやく『試合は決まった』と思った。
ラ・デシマを勝ち取った後の光景は、これまで見たことのないものだった。クレイジーだったね。レアル・マドリーは単なるサッカークラブではないんだ。国際的な宗教のようなものになりつつある。ファンが撮ったビデオをたくさん見たが、本当に信じられないね。
11回目のビッグイヤーも取ったら、いろいろ悩みのタネも生み出すね。まず最初に、サンティアゴ・ベルナベウのキャビネットを拡張しなきゃいけない。我々は素晴らしい未来、素晴らしいグループを持っている。強靭な基礎がある。とても気に入っているよ。