FIFAの事務局長を務めるジェローム・ヴァルケ氏が、ルイス・スアレスの処分に対する見解を示している。

ジェローム・ヴァルケは53歳。FIFAの事務局長としてメディアの前に立つことも多く、ゼップ・ブラッター会長が全幅の信頼を置く腹心として知られている。

英国『Guardian』が、今回のスアレスの処分に対するジェローム・ヴァルケのコメントを伝えている。

ジェローム・ヴァルケ(FIFA事務局長)

「スアレスは相手に噛み付くことをやめる手段を探すべきだと思う。

彼は治療を経験すべきだ。(噛み付いたことは)完全に間違った行為である。もしこれが初めてであれば事は小さかっただろうが、複数回となれば小さな出来事にはなりえない。そういうわけで、今回の処分が模範になっているわけだ。

スタジアムには34台のカメラがある。目に見えないものは多くはない。決断を下すためにその映像を利用できるというのは、FIFAのルールの一部にある。FIFAの規律委員会は、今回の件がフェアプレーやW杯期間に持ちうる態度とは程遠いものであるという結論を出した。

出場32ヵ国の23人の登録選手は、ベストの中のベストを尽くさねばならない。なぜなら彼らは、世界中の模範となる存在だからね。制裁を加えるという規律委員会が出した結論に私は拍手を送りたい。スアレスがしたことは受け入れることができないし、世界に示してほしくないイメージだからだ。

(略)

罰を受けるのはリヴァプールではない。選手なんだ。規律委員会は、スアレスの過去の行いを考慮した。スアレスがこれまでどんなことをしてきたのか、ということに基づき判断を下したのさ」

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