7月31日、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーは「スポルティング・リスボンからイングランドU-21代表DFエリック・ダイアーを獲得した」と発表した。
We are delighted to announce that we have reached agreement with Sporting Lisbon for the transfer of Eric Dier, subject to a medical.
— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) 2014, 7月 31
今後メディカルチェックが行われ、正式に契約が結ばれる見込み。移籍金は開示されていないが、およそ400万ポンド(およそ7億円)とみられている。
エリック・ジェレミー・エドガー・ダイアーは1994年生まれの20歳。イングランドの生まれであるが10歳でポルトガルに渡り、スポルティング・リスボンの下部組織で育ったディフェンダー。2012年に突然Bチームから昇格し、その後最終ラインをどこでもこなせる2番手という存在となった。
祖父は1973年から89年までイングランドサッカー連盟の書記長を務めたテッド・クローカー。大叔父のピーター・クローカーは1947年のFAカップを勝利した元選手、そして父のジェレミー・ダイアーはプロテニスプレーヤーというサラブレッドである。
一部英国メディアでは激しいディフェンスから「ジョン・テリーの後継者」と呼ばれているが、実際はポルトガルやアンダーの代表では両サイドバックでの起用が多く、188㎝という体格ながらもスピードやドリブルの能力にも優れている万能ディフェンダーである。