(セスクについて)
私は、セスクは常にバルセロナの選手であると考えていた。なぜなら彼はとても良かったからね。カタルーニャの未来、そしてチャビ・エルナンデスが引退に近づいていることからも、彼はバルセロナに残ると思っていたんだけどね。しかし、彼はこうした。
セスクはイングランド・フットボールに戻るという意思が非常に強かった。少し私と似ているね。
彼はビッグクラブにいた、そして戻りたがっていた。彼がロンドンに戻ることを決めた、という情報がやってきたとき、我々は彼こそ必要なプレーヤーであると理解した。
彼は8番、あるいは10番としてプレーできる。10番としてであれば、彼はゴールを奪うことが出来る。8番としてであれば、チームに安定感を与えられる。
彼は何処でもプレーすることが可能だ。セスクの素晴らしいところは、彼の試合に対する分析力と、それを実行していくスピードだ。彼がボールを失う、あるいは間違った判断をすることを期待することは難しい。彼は試合の強度をコントロールできる。非常に知的な選手であり、彼のフットボール脳を我々は必要としているんだ。
我々はアンカーマンとしてマティッチ、ミケルを持っている。彼らはそのポジションの選手だ。10番にはオスカル、あるいはウィリアンがいる。
そしてセスクはその両方が可能だ。彼は我々のエンジンにおいてのミッシングピースであるようにも感じる。
我々は非常に満足しているし、選手たちも皆そうだ。彼らは大きな感銘を受けている。彼がどれだけピッチで速く考えているかということにね。
(クルトワの復帰について)
クルトワが戻らなければならなかったのは論理的な話だった。このような素晴らしい若手キーパーが居て、それを戻さないよう選択肢はナンセンスだ。簡単な判断だった。
チェフをベンチにする、あるいはクルトワをベンチにするという決断を下さなければならないということは、私にとっては問題ではない。ベストだと思ったことを選択するだけだ。
最前線には3人のストライカーを必要としていて、今我々は3人所有している。フェルナンド・トーレスは退団しない。彼らの異なる個性は非常に重要だ。
18人の外国人選手がいるが、我々は17選手のみを登録できるので、一人はチームを離れなければならない。チームは安定しているので、タフな決断になるだろう。しかしそれが正しい数だからね」