日本時間16日、いよいよ2014-15シーズンのプレミアリーグが開幕する。

マンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督がトロフィーを掲げてから早くも94日。W杯という世界最大のイベントで屈辱を味わったイングランドだが、ファンの熱はこれからこのビッグコンペティションに注がれることになる。

今年の夏もいろいろあった。ルイス・スアレスの退団、ルイス・ファン・ハールのマンチェスター・ユナイテッド監督就任、そしてFAコミュニティシールドでのアーセナルの大勝。プレミアリーグをとりまく環境は未だ劇的に動いており、「世界最高峰」と呼ばれるに相応しいスペクタクルが繰り広げられること間違いなしだ。

さて、そんな今シーズンのプレミアリーグから新たに導入、変更されるものがあるのをご存知だろうか?

昨シーズン、リーグとしては世界で初めてゴールライン・テクノロジーを導入したプレミアリーグだが、今年もリーグの質を向上させるためにいくつかの変革を行うことが発表されている。

今回は、このプレミアリーグで新シーズンから新たに導入される3つのことを厳選してご紹介することにあしよう。

1. バニシング・スプレー

ブラジルW杯でも抜群の存在感を放った、“消える泡"ことバニシング・スプレー。欧州のトップリーグでも導入が相次いで発表されているが、プレミアリーグでも使用されることが発表されている。

これまでの報道をまとめると、 今シーズンで利用される総数はおよそ2000缶。これは1試合あたり5.2缶に相当し、ブラジルW杯で利用された割合とほぼ同じである。

また、 プレミアリーグはブラジルW杯で利用されたメーカーと同じものを導入するようで、1缶あたりの価格はおよそ3ポンド(およそ523円)という情報もある。バニシング・スプレーの導入については、先日審判からの引退を発表したハワード・ウェブも歓迎のコメントを残している。

なお、現時点では UEFAチャンピオンズリーグ(正式発表はなし)、リーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーガセリエAリーグアンでも新シーズンからバニシング・スプレーが導入されることが決定している。