8月26日、『MARCA』はマンチェスター・ユナイテッドへ移籍することが決まったアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアのレターを公開した。

ディ・マリアはその中で、レアル・マドリーを離れるという決断は自分の意志ではなかったことを明かすとともに、古巣のファンや仲間に感謝の言葉を述べた。


アンヘル・ディ・マリア

「親愛なるマドリディスモへ。

レアル・マドリーでの僕のサイクルは終わりに達した。全てを書き記すことは不可能であるが、この手紙を書くことには価値があると思っている。今、僕がどう感じているか。

過去4年に渡って、このシャツを着たことを誇りに感じている。チームメイトとともに成し遂げてきたすべてのことは、これ以上ないものだった。

不運にも、僕は今日ここを去る。しかし、それは僕の要望ではなかったということを明白にしておきたい。働いている人間ならば誰でもそうだが、僕は常に進歩をしていきたかった。ラ・デシマを勝ち取った後、僕はワールドカップに行った。クラブのディレクターから何らかのジェスチャーがあるかと期待していたが、何もなかったね。

言われている多くのものには、多くの嘘が含まれている。

クラブを離れることは、僕の意思であった――彼らは、常にそう見せようとしていた。しかし僕はそうではなかった。

僕が求めた唯一のものは、公平であった。僕は多くのものを考慮した。しかし、その大半は僕の給料とは関係のないものだよ。

僕はマンチェスター・ユナイテッドでそれを見つけられることを望んでいる。世界で最も大きなクラブの一つで、歴史を作れることを期待している。

幸運にも、ファンタスティックな選手と同じシャツを着ることが出来た。彼らは非常に良い仲間だった。それがラ・デシマを獲得するためのカギだったと思う。

ピッチの内外で起こした自分の過ちについては謝罪したい。誰かを傷つけることは自分の意図ではなかった。

毎試合シャツを汗で濡らしてきた。まるでこれが最後になるかのように。どんな時でも、僕は全てを捧げてきたと保証することが出来る。

スペインが与えてくれた全てに感謝したい。特に、僕の娘をこの地球上に生み出してくれたことに。モンテプリンシペ病院の人々にもお礼を言いたい。彼らに向けた感謝は、僕、妻、そして娘の心に永遠に残るだろう。

更に、僕の仲間にも。彼らはいつも僕を支援してくれた。いい時にも、悪い時にも。そして、クラブ毎日働いてくれている全ての人にも。彼らとはいつもいい関係を築けていた。

僕はレアル・マドリーが素晴らしいシーズンを過ごし、このクラブが求めている成績をあげられることを望んでいる。

スーパーカップのことは僕の記憶に永遠に残るだろう。ベルナベウに最後に足を踏み入れた時、ファンからは素晴らしい愛を受けた。本当にありがとう。まだ鳥肌が立っているよ。これ以上のお別れは考えられない。不運にも最後の試合になってしまった。

ありがとう、そしてさようなら」


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