8月26日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは「レアル・マドリーからアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアを獲得した」と公式発表した。
BREAKING: Angel Di Maria has completed his move to #mufc for a British record fee of £59.7m. #WelcomeDiMaria pic.twitter.com/ySiDmJM0gD
— Manchester United (@ManUtd) 2014, 8月 26
移籍金は5970万ポンド(およそ101億円)と英国のクラブが支払ったものでは歴史上最高額となった。契約期間は5年。
昨季レアル・マドリーで鮮烈な活躍を見せ、チームのダイナモとして高い評価を得たアンヘル・ディ・マリア。ワールドカップでも彼の存在感は際立ち、移籍市場でも大きな注目を集めていた。
当初はフランス・リーグアンのパリ・サンジェルマンが最も接近したと言われたものの、彼らはFFP(ファイナンシャル・フェアプレー)制度の違反によって移籍金収支総額制限、および年俸総額増加の禁止という罰則が科せられていたため交渉が最終段階まで進まず、ナースル・アル・ハライフィ会長が「高すぎた」として撤退を表明した。
そしてそこで再び接近したのがマンチェスター・ユナイテッドであった。交渉がそれ以前にも進んでいたかどうかは分からないものの、開幕戦でスウォンジー・シティにショッキングなの敗北を喫した後に報道が過熱。とんとん拍子で話は進み、ついに今日公式発表に至った。