9月11日、『Spitsnieuws』は「今夏中国の投資家グループに買収されたADOデン・ハーグであるが、約束された資金が届かない状況になっている」と報じた。
かつて戸田和幸選手が所属したこと、また非常に激しいサポーターたちがいることでも知られているADOデン・ハーグ。エールディビジでは下位のチームであり、資金的にも恵まれない状況が続いていた。
しかし6月24日、中国のベドリーフ・ヴァンセン・インターナショナル・スポーツというマーケティング会社がADOデン・ハーグの株式を過半数以上買い取り、王輝氏がオーナーに就任することが決定。様々な面で多額の投資を行うことが約束されていた。
ところがそれから2か月半が過ぎ、それらの手続きが進んでおらず、約束されていた8週間が過ぎようとしても資金が届かない状況になっていることが明らかにされた。ADOデン・ハーグの公式サイトによれば『中国政府の承認が遅れているため』であるとのことであるが、合意された期限内に買収を完了させることは不可能になった。『Nu』によればその金額は800万ユーロ(およそ11億円)であるという。
なお、ADOデン・ハーグはこれらの遅れについてはクラブを危機に陥れるものではないと発表しており、契約は既に行われているため、心配するような事態ではないと説明している。