『AS』は「レアル・マドリーの債務は、昨年の5億4100万ユーロ(およそ741億円)から6億200万ユーロ(およそ825億円)に増加した」と報じた。
記事によれば、75の銀行などから借りている6億200万ユーロのうち、2億4100万ユーロ(およそ330億円)が長期債務であり、残りの3億6100万ユーロ(およそ495億円)が短期債務となっており、返済については比較的緊急性のあるものとなっている。
昨年発表されたところによれば、上記のように負債は5億4100万ユーロであったため、1年で7000万ユーロ(およそ96億円)の借り入れが行われたこととなる。
一方、収入についてはチャンピオンズリーグの優勝により6000万ユーロ(およそ82億円)を得ているものの、年間5億5000万ユーロ(およそ754億円)となり、一昨季からはわずか5%の増加に留まっている。これまでの10年の平均では12%の伸びを記録していたが、収入の拡大についてはやや足踏みしている状況となっている。
昨年の段階でレアル・マドリーの経営状態については学者が警笛を鳴らしていたが、今季はさらにそれを大きく上回る額の負債を記録したことになる。