10月7日、『CalcioWeb』は「人種差別発言のためにUEFAから6か月の活動禁止処分を受けたカルロ・タヴェッキオ会長について、イタリアサッカー連盟は彼を解任することはないと宣言した」と報じた。
先日行われた会長選挙で、デメトリオ・アルベルティーニ氏を上回る得票を獲得したカルロ・タヴェッキオ氏。しかし選挙活動中には「直前までバナナを食べていた選手がラツィオのスタメンになれる」という人種差別的発言や、「女性は障がい者のように扱われていた」など性差別的発言があったと報じられ、大きな話題となった。
そしてUEFAは先日、調査の結果発言に問題があったとしてカルロ・タヴェッキオ氏に対して6か月という長期の活動停止処分を言い渡した。
しかし、イタリアサッカー連盟(FIGC)、並びにラツィオ会長のクラウディオ・ロティート氏は、タヴェッキオ氏を支持することに変わりはないと宣言した。
ミケーレ・ウヴァ FIGC局長
「我々の会長は、国際的な代表権を失ったわけではない。彼は次のアゼルバイジャン戦、そしてマルタ戦に現れるだろう。
この活動禁止処分が意味するものは、2年の任期のうちの6か月、タヴェッキオが自身を表現することが出来ず、3月の会議に出席できないということだ。
我々に関していえば、この問題はこれで終了だ。将来について考えよう」
クラウディオ・ロティート ラツィオ会長
「イタリアサッカーに傷が付いたわけではない。タヴェッキオの辞任如何については、誤魔化しや問題を悪用するような試みはなんら効果を表さないだろう」