10月12日に迫ったインディアン・スーパーリーグの開幕。毎日1試合という珍しいレギュレーションで行われるお祭りは、デル・ピエロを代表とする多くのスターを惹きつけ、世界中に話題を振りまいてきた。Qolyでも他に先駆けて知られざるこのリーグの裏側をお伝えし、大きな反響があった。

【オープニングセレモニーの準備の様子】

残念ながら日本では放映されない可能性が高いが、最終的に各チームの状況がどうなったかというのを軽く3ページに分けてまとめてみよう。以前の記事と被るところは多いもののご容赦願いたい。なお、括弧内はかつてプレーした(指揮した)主なチーム。


▼アトレティコ・コルカタ

リーガ・エスパニョーラのアトレティコ・マドリーが経営に参加しているクラブで、12万人を収容するという世界第2位の規模をもつソルトレイク・スタジアムを使用する。メンバーはスペイン色が非常に強いものとなり、選手に6名、スタッフに2名を揃えている。

パリ・サンジェルマンの低迷期にゴールを守ったアプラ・エデル、リヨンの黄金期に所属していたシルヴァン・モンソローとフランス方面からの補強もなかなか面白い。

監督:

アントニオ・ロペス(バレンシア、セルタ、グラナダ)

マーキー・プレイヤー:

ルイス・ガルシア(スペイン代表、バルセロナ、リヴァプール)

注目選手:

アプラ・エデル(アルメニア代表、パリ・サンジェルマン)

シルヴァン・モンソロー(フランス代表、リヨン、サンテティエンヌ)

ホセミ(ビジャレアル、マジョルカ、リヴァプール、マラガ)

ボルハ・フェルナンデス(スペインU-21代表、バジャドリー、レアル・マドリー)

クライマックス・ローレンス(インド代表)


▼チェンナイインFC

インド映画でよく見る俳優のアビシェーク・バッチャン、クリケットのインド代表キャプテンも務めたマヘンドラ・シン・ドニがオーナーを務める。最後まで名前が固まらなかったが、最終的に「チェンナイインFC」に決定した。

インテルが経営に参加している割にそれほど統一感はないものの、マルコ・マテラッツィやミカエル・シルヴェストルなど縁のある選手を獲り、非常に名前のある選手たちが揃った印象。

監督:

マルコ・マテラッツィ(イタリア代表、インテル)※選手兼監督

マーキー・プレイヤー:

エラーノ・ブルメル(ブラジル代表、マンチェスター・シティ、ガラタサライ)

注目選手:

ジェンナーロ・ブラシリアーノ(マルセイユ、ナンシー)

ベルナール・メンディ(フランス代表、パリ・サンジェルマン、ハル・シティ)

ミカエル・シルヴェストル(フランス代表、マンチェスター・ユナイテッド、インテル)

マルコ・マテラッツィ(イタリア代表、インテル)

クリスティアン・イダルゴ(バルセロナB、エルクレス、デポルティーボ)

グラマンギ・シン(インド代表)

ボヤン・ジョルジッチ(マンチェスター・ユナイテッド、プリマス・アーガイル)