10月12日に迫ったインディアン・スーパーリーグの開幕。毎日1試合という珍しいレギュレーションで行われるお祭りは、デル・ピエロを代表とする多くのスターを惹きつけ、世界中に話題を振りまいてきた。Qolyでも他に先駆けて知られざるこのリーグの裏側をお伝えし、大きな反響があった。
Salt Lake stadium is set to host the grand opening ceremony of the @IndSuperLeague #FatafatiFootball pic.twitter.com/ENZlwJiDtv
— Atlético de Kolkata (@atletidekolkata) 2014, 10月 11
残念ながら日本では放映されない可能性が高いが、最終的に各チームの状況がどうなったかというのを軽く3ページに分けてまとめてみよう。以前の記事と被るところは多いもののご容赦願いたい。なお、括弧内はかつてプレーした(指揮した)主なチーム。
▼アトレティコ・コルカタ
リーガ・エスパニョーラのアトレティコ・マドリーが経営に参加しているクラブで、12万人を収容するという世界第2位の規模をもつソルトレイク・スタジアムを使用する。メンバーはスペイン色が非常に強いものとなり、選手に6名、スタッフに2名を揃えている。
パリ・サンジェルマンの低迷期にゴールを守ったアプラ・エデル、リヨンの黄金期に所属していたシルヴァン・モンソローとフランス方面からの補強もなかなか面白い。
監督:
アントニオ・ロペス(バレンシア、セルタ、グラナダ)
マーキー・プレイヤー:
ルイス・ガルシア(スペイン代表、バルセロナ、リヴァプール)
注目選手:
アプラ・エデル(アルメニア代表、パリ・サンジェルマン)
シルヴァン・モンソロー(フランス代表、リヨン、サンテティエンヌ)
ホセミ(ビジャレアル、マジョルカ、リヴァプール、マラガ)
ボルハ・フェルナンデス(スペインU-21代表、バジャドリー、レアル・マドリー)
クライマックス・ローレンス(インド代表)
▼チェンナイインFC
インド映画でよく見る俳優のアビシェーク・バッチャン、クリケットのインド代表キャプテンも務めたマヘンドラ・シン・ドニがオーナーを務める。最後まで名前が固まらなかったが、最終的に「チェンナイインFC」に決定した。
インテルが経営に参加している割にそれほど統一感はないものの、マルコ・マテラッツィやミカエル・シルヴェストルなど縁のある選手を獲り、非常に名前のある選手たちが揃った印象。
監督:
マルコ・マテラッツィ(イタリア代表、インテル)※選手兼監督
マーキー・プレイヤー:
エラーノ・ブルメル(ブラジル代表、マンチェスター・シティ、ガラタサライ)
注目選手:
ジェンナーロ・ブラシリアーノ(マルセイユ、ナンシー)
ベルナール・メンディ(フランス代表、パリ・サンジェルマン、ハル・シティ)
ミカエル・シルヴェストル(フランス代表、マンチェスター・ユナイテッド、インテル)
マルコ・マテラッツィ(イタリア代表、インテル)
クリスティアン・イダルゴ(バルセロナB、エルクレス、デポルティーボ)
グラマンギ・シン(インド代表)
ボヤン・ジョルジッチ(マンチェスター・ユナイテッド、プリマス・アーガイル)