10月25日、イングランド2部にあたるフットボールリーグチャンピオンシップのリーズ・ユナイテッドは「ダルコ・ミラニッチ監督を解任することを決定した」と公式発表した。
リーズ・ユナイテッドはかつてプレミアリーグを席巻する活躍を見せたことで知られるが、近年は財政問題に悩まされており、下部リーグを主戦場としている。
今年はイタリア・セリエAのカリアリを所有していたマッシモ・チェリーノ氏がクラブを買収して話題となったが、開幕してから14試合で4勝4分け6敗の18位と低迷している。
今季はデイヴ・ホッカデイ新監督を迎えてスタートしたものの、2勝4敗と結果が出ず、8月28日に解任。暫定的にニール・レッドファーン氏が4試合を率いた後、9月23日にダルコ・ミラニッチ新監督を迎えていた。
しかし新体制となってからは6試合で3分け3敗とさらに成績が低迷し、順位も下降。これを受けてマッシモ・チェリーノ会長は早めに手を打ち、監督交代を決断した。なお、月曜日から再びニール・レッドファーン氏が暫定的にチームを率いることとなる。
ダルコ・ミラニッチ氏はかつてスロベニアの代表選手として活躍したディフェンダーで、指導者としてはNKマリボールやシュトゥルム・グラーツで結果を残してきた経験を持つ。しかし初のイングランドでの指揮は僅か6試合、しかも未勝利で解任という苦い結果に終わってしまった。