今週、FC東京に所属する武藤嘉紀の獲得にザルツブルクが動いているとの報道が一部で出た。

ハビエル・アギーレ監督就任以降、日本代表にも続けて選出されている武藤嘉紀。現役慶應大学生という肩書き、そして端正なルックスから大きな注目を集めているが、最大の魅力縦への推進力と切り替えの早さ。アジアカップでもその活躍が期待されており、海外でのプレーも十分視野に入れていることだろう。

さて、そんな武藤に興味を抱いていると伝えられているのがオーストリアのレッドブル・ザルツブルクである。かつては宮本恒靖や三都主アレサンドロも在籍したこのクラブはオーストリアを代表するチーム。昨シーズン、ロジャー・シュミットの下「オーストリア史上最強」と呼ぼれたチームは36試合で110得点を奪い史上8度目のオーストリア王者に輝いている。

実はザルツブルクには、あのクリスティアーノ・ロナウドばりにゴールを量産する選手がいるのをご存知だろうか?しかもこの選手、バルセロナに所属していたこともある。

この選手の名は、ジョナタン・ソリアーノ。1985年9月24日生まれの29歳で、昨シーズンのオーストリアリーグで31点、シーズンを通して48得点を奪ったという驚異の得点力を誇るストライカーである。

ジョナタン・ソリアーノはエスパニョールのユース出身。トップチームデビューはエスパニョールで、その後は様々なクラブへと移籍し2009-10シーズンからはバルセロナBへと活躍の舞台を移し、翌年には32ゴールをゲットした。その後はザルツブルクへと移籍している。

Wikipediaによれば、ここまでザルツブルクで120試合に出場し109得点を記録している。今シーズンもここまで13試合に出場し16得点をあげている。これは、クリスティアーノ・ロナウドの17得点に匹敵する値である。

なお、ジョナタン・ソリアーノは今シーズンのUEFAヨーロッパリーグで暫定得点王。昨シーズンも8ゴールをあげ大会得点王に輝いており、ここ数シーズン、驚くべきペースで得点を生み続けているのだ。

ロジャー・シュミットの下、革命的なスタイルであのペップ・バイエルンを3-0で撃破したという逸話を持つザルツブルク。オーストリアで覇権を握るチームには、こうした絶対的なストライカーがいる。仮に武藤嘉紀が移籍することになれば、大きな刺激となるだろう。

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