続いては移籍したもののちょっとイングランドに苦労している選手たちだ
苦戦組
■ラルス・フェルトワイク(エクセルシオール→ノッティンガム・フォレスト)
昨季、エクセルシオール(オランダ2部)ではリーグ30、プレーオフ4ゴールと大爆発を遂げたストライカー。今季、ノッティンガム・フォレストに移籍したが途中出場5試合のみノーゴールと苦戦が続いている。
2m近い長身で高さ強さがあり足でシュートを狙っていけるビジョンもあるのだが、それゆえか高さ要員として後半15分程度出場という使われ方をしている。
■ハビ・ゲッラ(バジャドリー→カーディフ・シティ)
昨季、バジャドリー(スペイン1部)で二けた得点、バジャドリーでは3回、レバンテでも1回二桁得点を挙げているスペイン国内でも有数のストライカーだ。しかし、途中出場3試合と大苦戦を強いられている。
元々、体格に恵まれているわけではないが、得点をかすめとるタイプ。運動量もあるが、ボックス内でしっかり“仕事”をするストライカー、ということもありイングランドのプレースタイルには合っていない様な気も...。
■アダム・タガート(ニューカッスル・ジェッツ→フラム)
ニューカッスル・ジェッツで昨シーズン16ゴールをあげたFW。ブラジル・ワールドカップではオーストラリア代表として2試合に出場したが、フラムではまだ出場がない。
長身ですらっとした体型のストライカー。スピードに優れ、ラインの裏を取るプレーを得意としている。元々、21歳ということもあり将来性を見込んで育成をしている最中か。
■オリオル・リエラ(オサスナ→ウィガン)
2シーズン前にアルコルコン(スペイン2部)で18ゴール、昨季はオサスナ(スペイン1部)で13ゴールをあげ満を持して臨んだ渡英だったが、ここまで12試合でノーゴール、チームも降格圏内に沈み批判が相次いでいる。
バルセロナの下部組織出身ということで知名度も高い選手。パワーと高さに優れ、スペース作成を好み自らが潰れることが出来るタイプで得点だけない魅力もあるの。だが、ここまでフル出場は僅か1度とその持ち味もあまり生かせず苦戦が続いている。
代表クラスや二桁得点を記録している選手たちがイングランド2部で見られるというのはすごい贅沢なことだ。しかし、そこには熾烈な競争がある。イングランドへ若き才能がやってくることは容易いかもしれない、しかし、一方で活躍しなければ下部リーグへの短期ローンや他リーグへ追い出される日も早い。半年後に彼らが同じチームにいるかどうかは、まだわからない。