今年9月、精巣がんからの療養中であることを告白した元アルゼンチン代表ホナス・グティエレス。すでにアルゼンチンでの化学治療を終え復帰に向けた調整を行っていたが、このほど大きな一歩を踏み出したようだ。

現地時間23日に行われたU-21プレミアリーグのカップ戦のベスト16であるアストン・ヴィラとの試合に出場し、療養後初めての公式戦に出場したのだという。

この試合、ニューカッスル・ユナイテッドの選手として先発出場したホナス・グティエレス。完治の報告から48日が経過したこの日、キャプテンとして87分間を戦いチームの勝利に貢献している。試合にはニューカッスルDFで、グティエレスと同じアルゼンチン人選手であるファビオ・コロッチーニが観戦に訪れてたという。

試合を終えたホナス・グティエレスは英国『telegraph』に対し、「全ての治療を終え、初めての試合での復帰を私は本当に楽しんだ。復帰することは本当に重要なことだった」とコメント。さらに、「それは困難な時期だったが、今私は復帰することができ、仲間と練習でき、さらにはU-21の試合でプレーできて幸せだ。元の状態に向けて調整し、もし可能ならトップチームに戻ることができれば素晴らしいね」と続けたという。

また、『BBC』によれば、1月末あるいは2月になればホナス・グティエレスはトップチームに復帰するかもしれないとアラン・パーデュー監督も認めているとのこと。以前、闘病中のホナス・グティエレスに対して対戦相手から万雷の拍手が送られたプレミアリーグでの素晴らしいシーンをお届けしたが、プレミアリーグでの復帰が実現すれば、きっとそこでも感動的な光景が見られそうだ。

なお、この試合にはサンダーランドのグス・ポジェ監督の息子であるディエゴ・ポジェがアストン・ヴィラの選手として出場。スタンドにはポジェ監督の姿もあった。

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