Jリーグ暴力団等排除宣言(宣言文)とその画像(2012年2月14日付)
http://www.j-league.or.jp/aboutj/jleague/activities/bouryokudanhaijo.html

皆さん、こんにちは。お元気ですか?

お久しぶりの駒場野です。

W杯が終わってから、ずいぶんと日が開いてしまいました。「国立競技場・最後の日」には岡野俊一郎・日本サッカー協会最高顧問のインタビュー聞き書きもまとめたのに、この国立競技場の件も、ちょっとした事情もあって、まるでスタジアムの解体工事のように停滞したままです(苦笑)。

さて、そんな年越しになると思っていたら、Qoly編集部から「それなら例のハビエル・アギーレ監督の会見について書いて欲しい」とご依頼がありました。監督が何を語ったかは、読者の皆さんはもういろいろなメディアやサッカーサイトの報道でご存知でしょうが、ここではザッケローニ前監督の試合後会見のように、その雰囲気を少しでもお伝えします。

◎必然だが突然の当日案内

日本サッカー協会が記者会見を開く場合、普通はその数日前にメディア向けのリリースを出します。一般紙などでは一人の記者がサッカー以外の種目を兼任する場合もあり、サッカー専業のライターも代表以外の取材に行く例は多いためです。実際、27日は皇后杯準決勝の前日、そして高校サッカーの開幕を控えて、そちらの準備に追われていた人も多かったでしょう。また、取材人数が多いと予想できる記者会見は、JFAハウスではなく都内のホテルを使う例もあるためです。

ところが、土曜のお昼前、急に送られてきたのが「今日の午後6時から、JFAハウスでアギーレ監督の記者会見を行います」という案内でした。各新聞社や通信社が一斉にこれを報じたのは、この時間になるまで情報を解禁しないように言われていたせいではなく、本当に突然の発表だったからです。

「アギーレ監督、午後6時から会見 八百長告発後初めて」
(2014年12月27日 11:21 共同ニュース=共同通信電)
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014122701000990.html

ただ、考えてみればこの27日がギリギリのタイミングでした。

既にQolyでも出ているように、29日には来月のアジア杯に向けた国内合宿が始まります。その前に監督がちゃんと釈明し、疑惑を否定しないと、選手達を巻き込んだ混乱が起きかねません。実際、既に長友は帰国時の会見でこの質問を受けています。

28日は皇后杯準決勝なので重複は避けたい(18時からの会見ならば試合会場の味の素フィールド西が丘から移動しても間に合いましたが)、となると、この27日にやるしかなかったのは分かります。ただ、それにしても急でした。

「アジア杯まであと50日。予備登録、本登録、直前合宿...今後の日本代表のスケジュールをまとめてみた」
https://qoly.jp/2014/11/19/japan-national-team-schedule-to-2015-afc-asia-cup

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