アジアカップ2015の第7日目、ナイトゲームはカタール対イランの試合が行われた。

前半は互いにボールの支配権を奪い合うような展開となった。序盤はカタールがボールを繋いだが、イランが守備からの長いボールやサイドへの展開で反撃。

逆にそれに対応するカタールは、トップ下に入ったショジャイーがそれほど当たってこないことを利用してブディアフを下げ気味にし、そこからゲームを作って押し返す。

しかし、前半の終盤には再びイランがペースをつかむ。カタールのブロックが全体的に下がってきたため、後方からボールを持つことで自分たちが押しあがり、プレスを機能させていく。

どちらも自分たちのペースを掴みかけながら完全に押し込むことはできず、そして長く維持することもできないという戦い。前半はゴールが生まれず0-0で終了した。

そして後半、先行したのはイランだった。ショジャイーを左に、ハジ・サフィを中央に移して守備のバランスを改善させ、52分には先制点を奪取する。

GKからのスローイングにテイムリアンがプレスをかけてボールを奪いカウンター、デジャガーが右からクロスボールを入れ、アズムンがトラップ。アル・マフディを振り切ってシュートを放ち、ゴール左隅に流し込んだ。

その後カタールはハルファン・イブラヒム、ミシャール・アブドゥラーを投入してパワープレーを敢行するも、最後まで得点を取り返すことはできなかった。

これで2連勝となったイラン、そしてUAEが決勝トーナメントへの進出を決定させ、GL最終節ではこの両チームが首位の座を争うことになる。

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