イングランド代表の100年以上の敗北の歴史を刻んだある彫刻の話題について、『the guardian』が伝えている。

著名なイタリア人アーティスト、マウリツィオ・カテラン氏が製作した花崗岩の彫刻にはイングランド代表の124年間の敗戦が刻み込まれていて、このほどサザビーズの「Bear Witness」でオークションにかけられたとのこと。

1874年にグラスゴーでスコットランド相手に1-2で敗れてから、1998年のワールドカップでルーマニアに屈する(1-2)までの敗北が刻まれているそうで、オークションの結果、なんと42.5万ポンド(約7,767万円) もの価格で落札されたという。

作品名はつけられていないというこの彫刻について、カテラン氏は「イングランドのナショナルチームフットボールチームの(この期間の)全ての敗戦が彫り込まれている。これはプライドや喪失された機会、そして死を語る断片だと思う」と述べているそうだ。

同氏の「全ての」という言葉からも分かる通りこの作品が初めて展示されたのは1999年だという。Bear Witness art saleでは550点の作品が売りに出るそうで、すでに2650万ポンド(約48億円)の売り上げを記録しているとのこと。

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