吉田麻也
「(日本人選手について)
ポジションによって違う。ストライカー、センターバック、ゴールキーパーは日本人にとって最も難しいものだ。
僕はヨーロッパのトップリーグでセンターバックとしてプレーしている唯一の日本人――日本だけでなく、アジア全体でも。ゴールキーパーでは恐らく友人の川島永嗣がベルギーでプレーしているだけだ。
多くの選手はミッドフィルダーやサイドバックでプレーしているが、しかし重要なポジションは簡単ではない。チームを導く必要がある。もし言語を話せなければ不可能だ。それが僕のポジションと他の違いだ。
(他にイングランドでプレーするための壁は?)
最も大きなものは、体格だよ。ここでのジムセッションは全く違う。僕は日本代表では最も長身だが、ここに来たら普通。それが理由だ。
日本のストライカーとグラッツィアーノ・ペッレを比べれば――彼は怪物だよ。フレイザー・フォースターもモンスターだ。このような選手は日本にはいない。
(契約更新が出来たことは?)
本当に素晴らしいことだ。延長することは最初の契約よりも難しいことであり、さらに3年半ここに居られることは非常に嬉しい。しかし、僕は自分のクオリティを見せていかなければならない。
もし人々がこれを成功だと呼んでも、僕にとっては十分ではない。僕は自分がプレミアリーグで唯一の日本人選手であることを知っている。
イングランドでプレーしようとする日本人のパイオニアになりたい。しかし、50試合、2得点――カップ戦も含めれば3点では十分ではない。次に訪れる日本人選手にとって、より高いハードルを作っていきたい。
プレミアリーグでの成功は、他の日本人選手に道を示すために役立つ。うまくプレーする必要がある。自分の成功は、アジアのディフェンダーの成功だ。
もし僕が成功を収めたならば、イングランドのチームは『日本やアジアのディフェンダーは我々にとって役立つ』と考えるだろう。それが自分の仕事だと思っている」
吉田麻也、ロングインタビューで言語の必要性や日本人選手について語る
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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