ついにベスト8が出揃った今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ。先週金曜日には組み合わせ抽選会が行われた。

話題となったカードは2つある。1つは、昨シーズンのファイナルの再現となったアトレティコ・マドリー対レアル・マドリーのマドリーダービーである。

今シーズン、公式戦ですでに6度対戦している両者。その成績はアトレティコが4勝2分と大きくリードしており、レアルは今シーズン一度もアトレティコに勝利していない。様々な因縁のある両チームが今年も欧州の舞台で対戦する。

そしてもう1つは、バルセロナ対PSGというビッグマッチだ。

今シーズン、すでにグループステージで対戦しているこの2チーム。巷では「UEFAは債務超過のクラブに厳しい」という噂もあるが、PSGは決勝トーナメントでチェルシーに続きバルセロナと対戦することになった。このことに一部のファンからは「あからさまだ」という意見もあがっており、盛り上がりを見せている。

さて、そんな世界的な大一番となりそうなこのPSG対バルセロナ戦だが、この試合の実現を密かに喜んでいる人物はブラジル代表監督のドゥンガであるかもしれない。

どういうことか?説明しよう。

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