グループH

インドネシア(開催国)、韓国、ブルネイ、東ティモール

展望

前回のロンドン五輪で銅メダルを獲得した韓国を開催国のインドネシアが追う構図。

今回の韓国は突出した選手があまりおらず、いわゆる「谷間の世代」的な印象。それでも体格の良さをいかした迫力あるサッカーは健在だ。

今年2月には仁川アジア大会で韓国を優勝に導いたイ・グァンジョン氏が急性白血病により突然の辞任。代わりにチームを託されたシン・テヨン監督の下、チームはひとつになれるか。

韓国以外のインドネシア、ブルネイ、東ティモールは共に東南アジアに属しており、開催国インドネシアのピッチはユース年代の公式戦で何度も経験済み。番狂わせは十分ありえる。

注目選手

◆名前
クォン・チャンフン (水原三星ブルーウィングス/KOR)
Kwon Chang-hoon

◆国籍
韓国

◆生年月日
1994年6月30日生まれ (20歳)

◆ポジション
MF (Central Midfield)

韓国の選手としては珍しいプレーメーカー的なスタイルを持った左利きのMF。

水原三星ユースで育ち、2012年に水原ユース出身者として初のプロ契約。今年3月に行われたACL浦和戦にも先発出場し、チームを勝利に導いている。

正確な左足のキックと非凡なパスセンスは必見で、課題とされているフィジカル面も克服しつつある模様。Jリーグのスカウトもチェックしていそうな選手だ。


◆名前
エヴァン・ディマス (ペルセバヤ・スラバヤ/IND)
Evan Dimas

◆国籍
インドネシア

◆生年月日
1995年3月13日生まれ (20歳)

◆ポジション
MF (Central Midfield)

長らく低迷が続くインドネシア注目の逸材。

中盤のやや後ろでゲームメイクをするだけでなく、相手の裏を突く巧みなパスでゴールを演出する。目標の選手はバルセロナで活躍するイニエスタとのこと。

昨年11月にはAリーグのブリスベン・ロアーが獲得に興味を示すなど、その才能は海外でも高く評価されている。

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