グループG

タイ(開催国)、北朝鮮、カンボジア、フィリピン

展望

開催国であるタイと北朝鮮が熾烈な首位争いを繰り広げる。

タイはA代表の監督を務める「タイのジーコ」こと英雄キャティサック・セーナムアン監督がアシスタントコーチに就任し、チームの強化に努めてきた。

守備の中心はブリーラム・ユナイテッドの一員としてリーグ戦やACLで活躍しているDFナルバディン・ウィーラノットノドム、攻撃の中心は2014年のスズキカップでタイを優勝に導き、MVPに輝いたMFチャナティップ・ソングラシン(BECテロ・サーサナFC)だ。

北朝鮮は相変わらず情報が少ないものの、主将のDFチャン・ククチョル(軽工業省体育団)、FWキム・ジソン(4.25体育団)ら仁川アジア大会の銀メダルを中心とした手堅いメンバー構成で首位通過を目指す。

カンボジアとフィリピンは苦戦が予想されるが、同じ東南アジアの気候の元で1勝を目指す。

注目選手

◆名前
チャナティップ・ソングラシン (BECテロ・サーサナFC/THI)
Chanathip Songkrasin

◆国籍
タイ

◆生年月日
1993年10月5日生まれ (21歳)

◆ポジション
MF (Attacking Midfield)

タイA代表の攻撃の中心として活躍している、通称「タイのメッシ」。

身長158cmと超小柄ながら俊敏性に優れ、切れ味抜群の鋭いドリブル突破で敵の守備陣を切り裂く。

2013年には清水エスパルスの練習に参加するなど海外挑戦にも意欲を見せていたが、先日BECテロ・サーサナと新たに2年契約を結んだことが発表された。


◆名前
ジョン・クリストファー・カナヤマ (グローバルFC/PHI)
John Christopher Kanayama

◆国籍
フィリピン

◆生年月日
1995年10月4日生まれ (19歳)

◆ポジション
MF (Defensive Midfield)

◆コメント
オーストラリア出身の日系選手。

オーストラリア・ナショナルリーグのAPIAライカード・タイガースのユースを経て、昨年自身のルーツのあるフィリピンリーグ、ウニオン・マニラFCに移籍。

現在はJリーグでも活躍したDF柳川雅樹選手(元神戸など)、昨年フィリピン代表に選出されたMF大友慧選手(元仙台など)らと共に強豪クラブのグローバルFCでプレーしている。

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