サッカーというスポーツにおいて最も美しいシュートの一つ、ループシュート。

相手の意表を突くそのキックは見る者を魅了し、その美しい放物線に人々はロマンを抱く。

今回は、そんなループシュートの中でも珠玉のものをQoly編集部が厳選してみた。編集部のそれぞれが「これこそ最高のループシュート」と思うものを集約し、その上位に入った15選をご紹介しよう。

『デジタル大辞泉』によれば、ループシュートの定義は「サッカー・ハンドボール・水球などで、ゴールキーパーの頭越しに放つ山なりのシュート」であるという。そのため今回は、相手ゴールキーパーの頭上を越したものをループシュートと定め、そういった種類のゴールの中から選出することにした。

今回の企画では下に進めば進むほど編集部が高く評価したものになっている。皆さんが考える「ベスト」と比較しながらお楽しみいただきたい。

なお、今回ご紹介できなかったループシュートは「番外編」という形で記事としてまとめている。こちらもチェック!

【こちらで紹介しきれなかった番外編はこちらから】

No.1 エリック・カントナ(マンチェスター・ユナイテッド)

1996-97 FAプレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド 対 サンダーランド

コメント:ループといえばこのシーンを思い浮かべる人もきっと多いはず。ボールがふわりと宙に舞いあがり、ポストを叩いてゴールインするまでの時間は優美とさえ言える。襟を立てたカントナのドヤ顔とともに永遠に語り継がれていくことだろう(編集部I)

No.2 ラモス 瑠偉(ヴェルディ川崎)

1994 Jリーグサントリーチャンピオンシップ 第2戦 サンフレッチェ広島 対 ヴェルディ川崎

コメント:加藤久氏の現役ラストマッチで"友"に捧げる一撃。左足には痛み止めの注射を2本打ちながらの出場だった。ラモスらしい大和魂のこもったシュートである(編集部Q)

No.3 デヤン・サヴィチェヴィッチ(ミラン)

1993-94 UEFAチャンピオンズリーグ 決勝 ミラン 対 バルセロナ

コメント:ミランの圧勝に終わった決勝戦。ヨハン・クライフ率いる「ドリームチーム」にとどめを刺した3点目は、サヴィチェヴィッチの“天才的"な一撃だった。あそこからループという発想がおかしい!(編集部O)

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