神童と呼ばれたウェイン・ルーニーも今年10月で30歳になる。2004年から在籍するマンチェスター・ユナイテッドでの通算得点数はすでに歴代3番目となる230に到達しており、 サー・ボビー・チャールトンの持つ歴代1位の記録(249得点)を更新する日もそう遠くないことだろう。
まさにユナイテッド史上に残る選手といえるルーニーが決めたゴールのなかで強烈なインパクトを残したもののひとつに、あのボレーがある。
今からちょうど10年前の2005年4月24日、オールド・トラッフォードで行われたニューカッスル戦で放った一撃がこれだ。
Watch Wayne Rooney's goal of the season, 10 years ago today…
Posted by Manchester United on 2015年4月23日
相手DFのクリアをボックス外からズドン!フリーだったとはいえ、えぐいとしか言いようのない圧巻のボレー。ルーニーは当時19歳、背番号8時代に残したスーパープレーであった。
このプレーについて、ルーニーはこのように語っている(2012年時点でのコメント)。
「僕とポール・スコールズはトレーニング終わりに残って、誰かが上げるクロスをシュートしたりボレーしたり練習した。ほとんどのシュートは上にいったりそれたりするけど、ニューカッスル戦のあれは幸運にも入ったんだ。僕は気持ちよく打って、トップコーナー(ゴール隅)に飛んで行った」
「出来る限り強くボールを叩ければいつだってチャンスになる。キーパーが掴むことをできないからね。もしセーブしたとして、(こぼしたボールに)誰かがつめるチャンスがある。キーパーがどこにいるかよりも、ボールに100%集中するんだ」
「これまでで最高のゴールだよ」