5月21日、『L'Equipe』は「2014-15シーズンのフランス・リーグアンで達成された印象的な数字ベスト10」という記事を掲載した。

まだ最終節が残っているものの、パリ・サンジェルマンがリーグ3連覇を決めるなど存在感を見せる一方で、その対抗馬として生え抜き選手を揃えたリヨンが優勝争いに絡み、エキサイティングなシーズンになったリーグ・アン。

この一年に達成された数字とは?

27

得点王、MVPをダブル受賞したアレクサンドル・ラカゼット(リヨン)のゴール数である。


フランス人選手が得点王になったのは2011-12シーズンのオリヴィエ・ジルー以来の3年振りとなる。ところが、「フランス人の27ゴール」という点で見れば、実に1992年のジャン・ピエール・パパン以来23年ぶりの記録となる。

  • 2015:アレクサンドル・ラカゼット(27)
  • 2014:ズラタン・イブラヒモヴィッチ(26)
  • 2013:ズラタン・イブラヒモヴィッチ(30)
  • 2012:オリヴィエ・ジルー(21)
  • 2011:ムサ・ソウ(25)
  • 2010:ママドゥ・ニアング(18)
  • 2009:アンドレ=ピエール・ジニャック(24)
  • 2008:カリム・ベンゼマ(20)
  • 2007:パウレタ(15)
  • 2006:パウレタ(21)
  • 2005:アレクサンダー・フライ(20)
  • 2004:ジブリル・シセ(26)
  • 2003:シャバニ・ノンダ(26)
  • 2002:ジブリル・シセ(22)
  • 2001:ソニー・アンデルソン(22)
  • 2000:ソニー・アンデルソン(23)
  • 1999:シルヴァン・ヴィルトール(22)
  • 1998:ステファヌ・ギヴァルシュ(21)
  • 1997:ステファヌ・ギヴァルシュ(22)
  • 1996:ソニー・アンデルソン(21)
  • 1995:パトリス・ロコ(22)
  • 1994:ユーリ・ジョルカエフ、バジール・ボリ、ニコラ・ウェデック(20)
  • 1993:アレン・ボクシッチ(23)
  • 1992:ジャン・ピエール・パパン(27)
  • 1991:ジャン・ピエール・パパン(23)
  • 1990:ジャン・ピエール・パパン(30)
  • 1989:ジャン・ピエール・パパン(22)
  • 1988:ジャン・ピエール・パパン(19)
  • 1987:ベルナール・ゼニエ(18)
  • 1986:ジュレス・ボカンデ(23)
  • 1985:ヴァヒド・ハリルホジッチ(28)

91

パリ・サンジェルマンの心臓に成長したイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティのパス成功率である。


セリエBのペスカーラからやってきた「次世代のピルロ」は、依然として課題と言われる警告の多さを抱えているものの、一貫性を増して円熟した選手になりつつある。

通算タッチ数は3284回、パス数は2766本。そのうち成功は2527本。実に91.36パーセントと欧州最高レベルの数字を残した。

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