アジアはオセアニア以下?

今大会はニュージーランド開催のため、通常は1枠のオセアニア地域からニュージーランドに加えフィジーが出場している。

オーストラリアが脱退しアジアに移ったことで“世界最弱”の地域と評され久しいオセアニアだが、ニュージーランドは初戦でウクライナに引き分け、フィジーは2戦目でホンジュラスを3-0で破り、歴史的な番狂わせを演じている。それを考えるとアジア勢の不甲斐ない結果は際立っていると言えるだろう。

このまま低迷が続けばW杯の出場国枠に影響も…

もちろん今大会はカタール、ミャンマーなど国際舞台での経験・実績が乏しい国が揃っていることもある。

もし日本、韓国、オーストラリアといった強豪が出場していれば、これほどまで差の付いた結果になっていなかったことは想像に難くないが、予選で敗れてしまった以上言い訳は出来まい。

昨年のブラジルW杯でもアジア勢は未勝利に終わっており、アジアのレベルと成長に対し世界から懐疑的な目を向けられつつあるのは間違いないだろう。

先日、2018,2022年W杯のアジア枠は4.5に維持されることが発表されたが、サッカー後進地域を重視し続けてきたゼップ・ブラッターFIFA会長が一連の騒動で退任することになり、今後もその数が確保されるかは不透明な状況だ。

ただ同大会はグループ3位の上位4チームまで決勝トーナメント進出が可能であり、現時点で敗退が決まったチームはいない。得失点差を考えると厳しい状況にあることには変わりないが、本日5日より始まっている最終節で巻き返すことは出来るであろうか。

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