チェコで開催されているU-21欧州選手権は、日本時間28日(日)に準決勝の2試合が行われる。

すでにリオ五輪出場チームが決定しており、2008年大会以来の出場を目指していたイタリア代表は他会場での試合終了間際のゴールにより本大会への出場権を逃した。

とは言え、グループステージの最終節をイングランド相手にしっかり勝利したイタリア。

試合は3-1で勝利しているのだが、この日イタリアに先制点をもたらしたスルーパスがなかなかマジカルなものであった。

相手陣地のペナルティエリアをめがけ30m級のスーパースルーパスを通したのはサッスオーロFWドメニコ・ベラルディだ。

2012-13シーズンのプロデビュー以降、ここまでセリエAで3シーズン連続で2桁ゴールを記録しているベラルディは現在20歳。中でも本田圭佑のセリエAデビューゲームとなったミラン戦であげた4ゴールは圧巻であり、すでにフル代表にも招集されている。

そんなベラルディは今大会に背番号10をつけて出場。得意の左足でこの日も格の違いを見せつけ、パレルモFWアンドレア・ベロッティにアンドレア・ピルロばりのアシストを供給したのだった。

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