7月8日、『Ghanasoccernet』は「ガーナ代表FWアサモア・ギャンの中国移籍によって、サンダーランドが大きな収入を得ることになる」と報じた。
2010年にレンヌから1300万ポンド(およそ25億円)でサンダーランドに加入し、1シーズンプレーしたアサモア・ギャン。
次年度にUAEのアル・アインに600万ポンド(現在のレートで11億6000万円)で1年のレンタル移籍をすることになり、その契約終了後に同じ600万ポンドで完全移籍していた。
そしてアサモア・ギャンは今夏2000万ユーロ(およそ27億円)の移籍金で中国超級リーグの上海上港へと移ることが決定的になっているのだが、アル・アインと結んでいた契約の中には「将来の移籍金の20%をサンダーランドに支払う」という条項があるというのだ。
つまり、サンダーランドは中東に一年所属しただけの中堅選手を総額1200万ポンド(およそ23億円)で売却したその4年後に、2000万ユーロの5分の1にあたる400万ユーロ(およそ5億4000万円)を手にすることになるという。
先日上海申花がデンバ・バを20億円で獲得した際にも大きな話題になったが、数日後にさらにそれを上回る移籍金を動かすことになった中国リーグのバブリーさを象徴するような出来事となっている。