近年のアーセナルは、負傷者に悩まされている印象がある。

ジャック・ウィルシャーやアブ・ディアビは怪我がちであり、昨シーズンは開幕早々エースのオリヴィエ・ジルーが離脱。毎年なんとかCL圏内の4位以内を死守するものの首位争いは演じきれておらず、ベストな布陣を組むことができない時期もそう少なくはないのだ。

しかし、そんなアーセナルの負傷者に関して、明るいデータがあるようだ。

なんでも英国『MIrror』によれば、2014-15シーズンにおける負傷者の総離脱日数は1834日であったのだが、これは2013-14シーズンと比較して25%ほど低い値であったという。

記事によれば2013-14シーズン、アーセナル選手の総負傷回数は86であった。

キャプテンだったトーマス・ヴェルマーレンは21試合の出場にとどまり、ローラン・コシェルニやバカリ・サニャ、アーロン・ラムジーといった中心選手も1ヵ月以上の離脱を余儀なくされた。結果、アーセナル選手の総負傷離脱日数は2472日にもおよんだのだそうだ。

アーセナル選手の総離脱日数は、過去5シーズンを見ても平均で2047日であった。それがなぜ2014-15シーズン、1834日まで減少したのだろうか?それには、一人の凄腕スタッフの存在があるようだ。

その人物は、シャド・フォーサイス。2014年夏にアーセナルへとやって来た、アメリカ出身のトレーナーだ。

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