22日にCONCACAFゴールドカップの準決勝2試合が行われ、ジャマイカが前回王者のアメリカを下す番狂わせがあった。

完全アウェイのなか試合に臨んだジャマイカだが、31分に“跳躍王”ダレン・マトックスが味方のロングスローを頭で合わせて先制すると、5分後にもバーンズが強烈なフリーキックを突き刺し追加点。2点をリードして前半を折り返す。

後半開始3分、アメリカもキャプテンのマイクル・ブラッドリーがこぼれ球に詰めて攻勢に転じるが、ジャマイカは反撃を1点に抑えて2-1で勝利。初の決勝進出を決めた。

ジャマイカがアメリカに勝利したのはこれが2度目で、アメリカ本土では初めて。一方のアメリカがゴールドカップで決勝進出を逃すのは2003年大会以来12年ぶりで、カリブ海の代表チームにホームで敗れたのは1968年のハイチ戦以来47年ぶりとのことだ。

また、もう1試合の準決勝、パナマ対メキシコは試合終了間際のPKで追い付いたメキシコが、延長前半にもPKを得て逆転に成功。判定を巡って大荒れとなった試合を2-1で制し2大会ぶりの決勝進出を決めた。

ゴールドカップは25日にアメリカ対パナマの3位決定戦、翌26日にジャマイカ対メキシコの決勝が行われる予定となっている。

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