フアン・セバスティアン・ベロン

2001年ラツィオから2810万ポンド(54億円)で加入→2003年チェルシーに1500万ポンド(28.8億円)へ売却
移籍コスト:1310万ポンド(25.1億円)
先発出場:75試合
先発1試合ごとのコスト:17.4666万ポンド(約3357万円)

ユナイテッドはベロン獲得のために当時の英国レコードを破る移籍金を費やした。だが、期待されていたインパクトを残すことに失敗したことで、すぐに高額移籍の厳しい世界におけるレッスンになった。ベロンはユナイテッドにおいて欧州の舞台ではいいプレーを見せたが、イングランドサッカーのスピードに手こずった。

ディミータル・ベルバトフ

2008年トッテナムから3075万ポンド(59.1億円)で加入→2012年フラムへ売却。移籍金は500万ポンド(9.6億円)?
移籍コスト:2575万ポンド(49.5億円)
先発出場:108試合
先発1試合ごとのコスト:23.8425万ポンド(約4583万円)

在籍した4シーズンにおいて、ベルバトフはしばしば素晴らしく、常にいらいらしていて、ずっと気迫のないスタイルだった。結局、ユナイテッドは安く売ることになった。とはいえ、彼の残した56ゴールを考慮すると、2度のプレミアリーグ優勝、リーグカップ優勝、そしてクラブW杯優勝をもたらす適切な価値(移籍金)であったといえる。

リオ・ファーディナンド

2002年にリーズから3400万ポンド(65.3億円)で加入→2014年にフリーでQPRへ移籍
移籍コスト:3400万ポンド(65.3億円)
先発出場:442試合
先発1試合ごとのコスト:7.6923万ポンド(1478万円)

ユナイテッドはファーディナンド獲得のためにまたもレコードを更新。その当時、最も高額で取引された英国人選手であり、なおかつ史上最も高額で取引されたディフェンダーとなった。とはいえ、彼は12年間でそれを“完済”してみせた。ドラッグテストをすっぽかしたことで受けた8か月の出場停止もそれを割り引くものではない。