7月28日、『Afrik』は「2016年女子アフリカネイションズカップ、2019年アフリカネイションズカップの開催を控えているカメルーンは、中国政府に建設費用の支援を要請した」と報じた。

近年アフリカへの進出を急速に進めている中国。ガボンの首都リーヴルヴィルで建設されている2017年アフリカネイションズカップのメインスタジアム(メッシが訪問して問題となったことで知られる)、コートジボワールの行政上の首都アビジャンに建設される2021年アフリカネイションズカップのメインスタジアムも中国の資金援助で建てられることが決定している。

記事によれば、1月に中国の外務大臣である王毅氏の訪問があり、それに合わせてカメルーンの首相を務めているフィレモン・ヤング氏が中国に建設資金の支援を求める書状を送ったとのことだ。

カメルーンがこの2大会に合わせて用意しようとしているのは3カ所の新設スタジアム、そして4カ所の改修工事である。

2019年大会に向けて6万人収容のスタッド・ポール・ビヤ・ドゥ・ヤウンデ、5万人収容のブワング・バココ・ドゥアラの2カ所を建設予定。これには1500億CFAフラン(およそ312.6億円)の支出が見込まれている。

そして2016年に向けてはスタッド・ドゥ・リンベを新設(既に完成)、スタッド・アハマドゥ・アヒジョ、スタッド・クエコング・ドゥ・バフサン、スタッド・ドゥ・ラ・レウニフィカション、スタッド・ルンデ・アジャ・ドゥ・ガルアの改修工事が予定されている。

スタッド・ドゥ・リンベには既に100億CFAフラン(およそ20.8億円)が拠出されており、他の改修工事は総合で1580億CFAフラン(およそ329.3億円)の予算が見込まれている。

カメルーン政府はこれらを含めて全ての施設のコストを5500億CFAフラン(およそ1146.3億円)と見積もっており、中国のゼネコンに仕事を発注する代わりに、建設資金を支援してもらえないかという要求を行っているとのことだ。

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