Instagramに貼られた画像の右下は最新の『マーキュリアル スーパーフライ』。上と左のは2008年頃に発表された『マーキュリアル ヴェイパー4』のはずだ。
その名もずばり「ローズ」と名付けられたモデルで、当時はそのカラーリングやこんなCMも話題になった。
CMに主演しているリベリのほか、アルシャヴィンやマテラッツィらも着用していたが、なかでもお気に入りにしていたのがベントナーだった。
当時ベントナーはこう語っていた。
「ピンクのスパイクが大好きだ。幼い頃からずっとこのカラーでプレーしたかった。これまでピンクのスパイクでプレーするやつを一人も見たことがなかった。目立つ色だし、見栄えも最高さ。
アーセナルで俺と張り合えるやつがいるとは思わないね。俺は目立つスパイクの頂点に到達したんだ。今の俺を打ち破る唯一の方法はダイヤモンドのスパイクでプレーすることだ。この数年ではありえないだろう」
ただ、その一方でこうも話していた。「みんなバカ騒ぎした。ピンクは女の子の色であるはずだからって。憤慨してた。スポーツにはふさわしくないってね」
いまやド派手なカラーのスパイクが普通になっており、もはや黒や地味な色のほうが珍しくなっている。とはいえ、マンチェスター・ユナイテッドにはサー・アレックス・ファーガソン元監督の考えにより、ユースチームの選手は基本的に黒いスパイクしか履くことが許されないという掟があったりもする。
2008年当時このカラーは文字通り色物扱いされていたりもしたのだ(もちろんベントナーのキャラもあったろうが)。
そんな経緯もあって、今回の発言につながったのだろう。大好きなピンクのスパイクでいきなり結果を出したベントナーの今後に注目だ。