11日、ストーク・シティはスイス代表MFジェルダン・シャキリを獲得したと発表した。

プレミアリーグの開幕戦リヴァプール戦を、すでにスタンド観戦していたシャキリ。移籍は時間の問題と目されていたが、ついにこのほど正式契約が交わされた。

クラブとの契約期間は5年間。1200万ポンド(およそ23億2000万円)とも報じられる移籍金はストークのクラブレコードであり、期待の高さが窺い知れる。

かつては“人間発射台”ローリー・デラップのロングスローを武器に、空中戦で勝負強さを発揮していたストーク。ケンワィン・ジョーンズやピーター・クラウチといった大柄な選手も在籍しており、オールドタイプなブリティッシュサッカーを展開する特徴的なチームだった。

しかし、そんなストークが路線変更を図っている。

あのバルセロナとの結びつきを年々強めており、テクニカルな選手を数多く獲得するようになった。近年の移籍市場の動向を見て、「ストークはおもしろい選手を獲得しているな」と思った人も少なくないはずである。

では、そんなストークがこの夏獲得した選手をここで振り返ってみよう。

【In】

GK ヤコブ・ハウゴーア(FCミッテュランから加入)

GK シェイ・ギヴン(アストン・ヴィラから加入)

DF グレン・ジョンソン(リヴァプールから加入)

MF モハ(バルセロナから加入)

MF マルコ・ファン・ヒンケル(チェルシーからローンで加入)

MF イブラヒム・アフェライ(バルセロナから加入)

MF ジェルダン・シャキリ(インテルから加入)

FW ホセル(ハノーファーから加入)

チェルシーからMFマルコ・ファン・ヒンケルを、バルセロナからMFイブラヒム・アフェライを、そしてMFジェルダン・シャキリをそれぞれ獲得。いずれもビッグクラブからの移籍であり、ネームバリュー的にも十分である。

またレアル・マドリーにも在籍し、昨シーズンはハノーファーで主力として活躍したFWホセルも加入している。他にもプレミアリーグでの経験が豊富なGKシェイ・ギヴンたDFグレン・ジョンソンといった実力派も移籍しており、テクニカルな選手だけでなくネームバリューや実績のともなった選手も新天地として新天地を選択しているのだ。

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