8月18日、『Voce Giallorossa』は「イタリア・セリエAのローマは、ドイツ代表DFアントニオ・リューディガー、スロバキア代表DFノルベルト・ギョンベールの獲得が間近になっている」と報じた。

記事によれば既に本日両者はローマに到着しており、この後メディカルチェックが行われるとのことで、早ければ現地時間の今夜にも大きな動きが連続して起こりそうだ。

アントニオ・リューディガーは1993年生まれの22歳。ボルシア・ドルトムントの下部組織に長く所属していたが、2011年にシュトゥットガルトに移籍してプロデビューを果たし、2013-14シーズンにはレギュラーを獲得した若手センターバックである。

昨年には早くもドイツのフル代表に選出されるなど大きな期待をかけられており、現在怪我を抱えているものの多くのクラブから注目を集めていた。

条件については1年のローンで、買い取りオプションが900万ユーロ(およそ12.2億円)という内容になっているという。

ノルベルト・ギョンベールは1992年生まれの22歳。バンスカ・ビストリツァの下部組織で育成されたスロバキア期待のディフェンダーで、2013年にカターニアと契約しておりイタリア・セリエAで経験を積んでいる。

昨季はレッドカードでのサスペンション、そして怪我による影響で後半戦はほとんど出場できなかったものの、将来に大きな期待がかかっている選手の一人だ。

こちらも1年のローンで、買い取りオプションは150万ユーロ(およそ2億円)に設定されているとのこと。

今夏アレッシオ・ロマニョーリ(→ミラン)、ホセ・ホレバス(→ワトフォード)、マプ・ヤンガ=エンビワ(→リヨン)、アシュリー・コール(契約解除)と最終ラインの選手を立て続けに失ったローマ。

ルディ・ガルシア監督はあと3枚のDFが必要だと公言しており、今後も更なる補強が行われる可能性が示唆されている。

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