2. アンヘル・ディ・マリアとレアル・マドリー

グループA最大の注目カード、PSG対レアル・マドリー。

アンヘル・ディ・マリアは2014年までマドリーに在籍しており、PSGに移籍して間もなく古巣との対戦が決定した。

マドリーといえば、2013-14シーズンのCLを制し史上初めて10度目の優勝“デシマ”を達成していた。このシーズンの決勝はアトレティコ・マドリーとのダービーマッチだったが、UEFAが選出したこの試合のオン・オブ・ザ・マッチがディ・マリアだった。つまり、ディ・マリアはビッグイヤーを置き土産にマドリーを去って行ったというわけだ。

ディ・マリアの凱旋を、サンティアゴ・ベルナベウのサポーターはどのように迎えるのだろうか。注目のビッグマッチは第3節と第4節に開催される。

3. メンフィス・デパイとPSV

この夏、鳴り物入りでマンチェスター・ユナイテッドへと移籍したMFメンフィス・デパイ。

ユナイテッドの伝統背番号“7”を受け継ぐなど大きな期待を寄せられており、CLプレーオフのクルブ・ブルッヘ戦では2ゴールと活躍したのだが、そのデパイがこの夏まで在籍していたのがPSVだった。

デパイはPSVのアカデミーで育った。2014-15シーズンには30試合に出場し22得点をあげ得点王に輝く大車輪の活躍を見せ、チームをオランダ王者に導いた。そしてこのほど、自身がキャリアの大半を過ごしたクラブへの凱旋が決定した。

抽選結果を知ったデパイは、PSVに向けこんなツイートを投稿。

フィリップス・スタディオンでのPSV対マンチェスター・ユナイテッド戦のキックオフは、3週間後のことだ。

【次ページ】CL史上、移動距離が最長かもしれないカードが実現