8. アーセナルとバイエルン

ビッグイヤーのタイトルを未だ獲得できていないアーセナル。

現在5シーズン連続でベスト16の舞台で敗退しており、上位進出もままならないのが現状だ。

そんなアーセナルは近年決勝ラウンドで強豪チームとの対戦が続いているのだが、2012-13シーズンと2013-14シーズンにその行く手を阻んだのがバイエルンだった。

いずれのシーズンでもアーセナルはホームでの1stレグを落としており、アウェイでの2ndレグで挽回するもののわずかに力が足らず敗退。バイエルンとの対戦は、ここ4年間で3度目のことだ。

なお、アーセナルは2009-10シーズンの準々決勝と2010-11シーズンのベスト16でバルセロナと対戦している。

ともに「ポゼッションサッカー」を志向するチーム同士の試合ということで注目が集まったが、どちらも格の違いを見せつけられ敗退。この時バルセロナを率いていたのが現バイエルンのペップ・グアルディオラであり、こちらも「因縁」と呼べそうだ。

9. ベン・ハイムとチェルシー

イスラエル王者、マッカビ・テル・アヴィヴ。予備予選2回戦から勝ち上がり、プレーオフではあのバーゼルを破って本戦出場を決めた。

世間的には知名度の低いマッカビ・テル・アヴィヴだが、この夏、イングランドで活躍したDFタル・ベン・ハイムが加入している。

パワフルなセンターバックとして知られるベン・ハイムは、ボルトンで長くプレー。そこでの活躍が認められ2007年にはチェルシーへと移籍している。つまり、チェルシーとの試合は古巣対戦になる。こうした再会があるのもCLの醍醐味だろう。

ちなみに、このマッカビ・テル・アヴィヴには「タル・ベンハイム(Tal Ben Haim)」という選手が2人おり、いずれも1989年生まれという逸話がある。

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