4. マンチェスター・Uとヴォルフスブルク
今回の抽選会で最も注目されたのは、ポット4に入ったヴォルフスブルクの動向。
一時はマンチェスター・Cが在籍するグループDに入る可能性もあったため、一部のファンの間では「ケヴィン・デ・ブライネダービー勃発?」と話題になったが、マンチェスター・Uが在籍するグループBに名を連ねた。
PSV Eindhoven, Manchester United und ZSKA Moskau - was sagt ihr zu unserer @ChampionsLeague Gruppe? #UCLdraw pic.twitter.com/5b22FzZBd8
— VfL_Wolfsburg (@VfL_Wolfsburg) 2015, 8月 27
ヴォルフスブルクがCLに参加するのはこれが2度目のこと。1度目はエディン・ジェコとグラフィッチを擁し前年にリーグ戦を制していた2009-10シーズンのことなのだが、この時グループステージで対戦したのがユナイテッドだった。
ちなみに、オールド・トラッフォードで行われた試合ではエディン・ジェコのヘディングによりヴォルフスブルクが先制しているが、この時アシストを記録したのが長谷部誠だった。
5. アスタナとベンフィカ
カザフスタン勢として初めてCLへの出場権を獲得したアスタナ。
グループステージではベンフィカ、アトレティコ・マドリー、ガラタサライと同居した。メガクラブこそ不在だが、アスタナにとってはかなりタフなグループであることに間違いはない。
カザフスタンと言えば2001年まではAFC(アジアサッカー連盟)に在籍していたように、ヨーロッパの中ではかなり東の方に位置しており、中国やウズベキスタンと隣り合っている。
今シーズンのCLに出場するチームの中でアスタナは最も東に位置するクラブなのだが、そんなアスタナが入ったグループCには、リスボンをホームとするベンフィカがいる。
ポルトガルはユーラシア大陸でも最も西に位置する国であり、リスボンはその中でも最西部に位置する都市だ。
アスタナとの距離は7391kmほど。車で移動すると77時間、飛行機を用いても11時間ほどかかるのだという。かつてCLの歴史の中で、ベンフィカ―アスタナ間より長い移動を強いられたケースがあったのだろうか…。